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この鐘楼は江戸時代(1775頃)建てられ、千葉の市川市指定文化財になっている。そしてこの徳願寺には宮本武蔵の達磨絵や書など寺宝を所蔵しているとの事で興味があった。描いた鐘楼は鐘楼としては正規のものらしいので、今回主役として描いたが、左にある山門も文化財であり左に少し入れ脇役とした。歴史を知りながら描くと楽しい。
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この和風建築は通称「不動尊」・「お不動さん」等と言われ親しまれているが、正式には「泰叡山護國院・龍泉寺」と言い、厄除け、縁結び、他様々なご利益にあずかれる日本三大不動の一つだ。この不動尊も何度も描いているが、小生は右側奥から建物全体を入れてよく描いている。今回は暑い日であった為日陰のある場所を選び、略正面から描く事にした。ダイナミックな和風建築を目の前に見ながら、ペンでスピーディに複雑な形を描いてスケッチしていくのは、集中も出来、大変楽しい。今回はペンの線、即ち構造物の形を強調する為に敢えてペンのシャープさ、強さを活かしている。色は反射光での朱赤が生きた。
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《左作品》:「薔薇とパラソル(山手111番館)」 ![]()
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