コラム89 水辺には魅力テーマが豊富

2023年5月1日  五十嵐吉彦

5月の連休である。この連休中に水辺の風景を描きに行こうと思う。水彩&ペン彩スケッチ画で描く魅力あるテーマの一つに港、川、池等の水辺風景がある。そこには船や橋があり、塔や倉庫などがあり、水の映りがあり絵になる場所だ。その中でも代表的なのがヨットマリーナや漁港の船のある港風景である。小生は横浜に長年住んでいるので横浜及び近郊の港に絞って述べてみよう。

横浜は開港の都市であり開港資料館や、日本丸(桜木町)、氷川丸(山下公園)など固定された記念展示の船もあるが、小生がよく描くのは横浜港(通称:象の鼻)、ベイサイドマリーナ、新山下、葉山、腰越漁港、江ノ島ヨットハーバーなどがある。郊外では三浦半島の油壷、三崎、真鶴、熱海マリーナ、また隣接する伊豆半島の伊東マリンタウン等があり魅力ある港が多い。
日本の主たる開港の地は横浜、函館、神戸、門司、長崎などで昔からよく描いた。船を描いていると、波の音、かもめの鳴き声、また適時汽笛の音やマストが揺れる音などが聞こえて心地よい。横浜に長年住んでいて、横浜の港がごく身近にあり、横浜で長年水彩スケッチ画講座を続けてきた為、自然と船や港風景、即ち水辺風景も多く描いている。

船を描くにはペンを使用するペン彩画が優れている。船にはワイヤーが多くあり、この細くシャープなペンの線が威力を発揮する。ペンは消せないからとペンの使用を敬遠する方々も居られるが、心配はない。ペンは線がシャープに描け、スケッチがクリアーになる。どうしても消したい時は少し消すことも出来る。スピードも出る。大いに使用してみよう。まだペンに慣れていない方も、積み重ねがあってこそ、慣れ、スピードも出てくる。経験が価値を生むと思う。さあ、船を描くのが苦手と言う方もペンを利用しチャレンジしてみよう。思った以上に描きやすく、見栄えがよくなると思う。

伊東マリンタウン

*左は伊東マリンタウンを縦位置で以前に描いた作品。

*このお洒落な伊東マリンタウンは、今月5月23日、小生講師としてクラブツーリズム主催で、日帰りスケッチツアーで行く場所です。
(HP What’s New 参照)


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